自然とモダンに暮らす家。「き」なりの家

親子2世帯が同じ敷地にそれぞれの新居
家族のふれあいを促す上質な住空間

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向き合う家

設計:田中賢二・亀谷典弘/施工:藤原幹也/大工:吉房泰彦

親世帯は、山荘風の新居でセカンドライフを満喫

緑に恵まれた山間の敷地に、仲良く向かい合って立つ2邸。一方は親世帯、もう一方は娘さん夫妻の住まいで、親子2世帯それぞれに「き」なりの家の生活を満喫している。
この敷地は、お祖父様が亡くなった後、ご両親がセカンドライフのための住まいを新築した。お母様が偶然通りかかったお宅の木の美しさと上質感に目を奪われ、そのお宅を手がけたのが「き」なりの家と知るや、迷わず依頼したという。
新築にあたっては、「これからは夫婦2人の生活なので、暮らしやすさを一番重視し、動線をコンパクトにとお願いしました」。そこで提案されたのが平屋の家だ。
「LDKの天井は大胆に高く、東には裏山の緑を見て過ごすための大窓をつくってもらい、開放感たっぷり」とくつろぐお父様。お母様も「細かく仕切らず、ひとつながりの大きな空間となっていて気持ちものびのびしますし、使い勝手もとても良いですよ」という。
柱や天井の梁など無垢の木がふんだんに使われ、薪ストーブをしつらえた空間は、リゾート地の山荘の趣。ウッドデッキや石畳を自分たちでつくったり、植栽の手入れをしたりと、新しい住まいで豊かな時間を過ごしている。

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親世帯のリビングは、大きな空間と薪ストーブが山小屋風の趣

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子世帯は、敷地を生かしたスキップフロアに

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親世帯の敷地にある、斜面を有効活用して建てられた子世帯の家。

一方娘さん世帯の住まいも個性があふれたデザインと空間プラン。広々とした玄関土間とダイニングキッチンとの間に仕切りや建具を設けず、ひとつながりの空間に。土間にはストーブとデッキチェアを置き、奥様のくつろぎの空間になっている。
またリビングは中2階に、主寝室は半地下にとスキップフロアに。
「敷地の傾斜を生かした設計士さんの提案です。このプランを見た時、自分たちの想像を超えていて、「き」なりの家に頼んだかいがあったと改めて嬉しくなりました」と振り返るご主人。
「隔たりがないので、土間、ダイニングキッチン、リビングのどこにいても全体を見渡せます。玄関からリビングの窓に視線が抜け、2階への吹き抜けも設けていて、本当はコンパクトなはずなのに、広々とした開放感が感じられますね」。
奥様も「子どもがリビングで遊んでいるのを見守りながらキッチンで家事ができますし、リビングが多少散らかっていても来客には直接見えないところもいいですね」と話す。

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中二階から食卓とキッチンが繋がる

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緑を感じる畳居間のリビング

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キッチン周りも黒の色合いに統一

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緑の景色に開かれた主人の書斎

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「黒」を効かせた高感度なモダンデザイン

内装は木のすがすがしさがあふれるモダンなテイスト。絶妙に配された「黒」が全体のデザインを引き締める。吹き抜け部の壁には和紙調クロスを使い、土間のタイル、キッチン扉と、それぞれニュアンスの異なる黒が印象的。さらに砂壁が、さりげなく和のくつろぎと落ち着きを添える。
「木の家に住みたいと思っていましたが、木材ばかりの内装では面白くなかったはず。和紙調クロスや手すりのアイアンなど細部にこだわった設計で、期待以上にデザイン性の高い家になりました」と嬉しそうなご主人。
そして、「タイルや照明器具は自分たちで探しました。こういうステキな空間だからこそ、インテリアにこだわりたいという気持ちも強かったです」という奥様が一番お気に入りなのは、土間の開口の建具。品の良い千本格子の引き戸は日本家屋伝統の意匠。奥様の想いを受けて職人が丹精込めて作りあげた。
「私たちのこだわりや悩みを一つひとつ受け止めてくれたこと、実現のために知恵と労力を惜しまず取り組んでくれたことで、楽しい家づくりを経験できました」

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格子戸が美しい土間空間。格子戸を開けば親子の家を緩やかに繋ぐ

 
 

暖かく明るく、そして2世帯のふれあいを大切に

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ダイニングは、親世帯と最も近い場所に設計し、中庭と一体利用可能

ダイニングキッチンとリビングには床暖房を施工。土間のストーブもあわせて、真冬でも快適に過ごしているという。「きなりの家ならではの蓄熱性と断熱仕様のおかげだと思いますが、帰宅したときヒヤっとすることがないのがありがたいです」とご主人。さらに、「窓は、外からの視線を避けて設けていているので落ち着けますし、吹き抜けもあるのでとても明るいんです」と、居住性の良さにも満足している。
そして玄関から数歩先にはご両親の家。「保育園の送り迎えなどのサポートに本当に感謝しています。この家のおかげで安心して子育てができます」と、お2人そろって話す。そんな娘さん一家を温かく見守るご両親。「お互いの玄関と窓が向かい合っていて、帰宅したかどうか窓の灯りですぐわかる。その距離感がちょうどいいですね」という。
両家の間には、お母様が砂利を敷き詰め、お父様が作ったベンチとテーブルを置いて、2世帯共有の憩いの空間に。お祖父様、ご両親、そして娘さん夫婦とそのお子様――4世代に渡る絆の物語は、2つの「き」なりの家を舞台に、これからも幸せに続いていくことだろう。

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大人数が集まれるダイニング

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親世帯とも中庭で繋がる

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大きな窓で繋がる浴室と坪庭

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急な来客もゲストルームで対応

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 
 

 

 

 

 
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