青森ヒバのお話 堅牢で美しい青森ヒバの力


青森ヒバの林


 青森ヒバ」という木をご存知ですか?

別名「ヒノキアスナロ」と呼ばれる針葉樹で、日本に自生する木の中で最も美しい木の一つとして広く知られ、「青森の県木」に指定されています。
その緻密な木肌の美しさが秀逸であり、何より圧倒的な耐久性が、営々と積み上げられてきた日本の木造建築の歴史を支えてきました。
岩手県平泉の中尊寺金色堂は、最も有名な「青森ヒバ」建築の一つで、建築後780年経過した現在でも、ほとんど腐敗もなく、また、その緻密な木肌は金色を帯びた光沢を放っているという。
 太宰治が「津軽」という作品中でこう書いています、
「その古い尾伝統を誇ってよい津軽の産物はヒバである。林檎なんがじゃないんだ。ー青森県とうふ名もそこから起ったのではないかと思われるほど、津軽の山々には樹木は枝々をからませ合って冬もなお青く茂っている」。
この地方の人々は、ヒバの凛としたたたずまいのを故郷の誇りとし、自らの精神的な姿勢の象徴とされている。



金色堂(中尊寺の案内書より)

「き」なりの「青森ヒバ」張り洗面

ヒバに囲まれた大空間


 青森ヒバ」生命力と木造建築

ヒバの香りの成分の一つ、「ヒノキチオール」はアトピーや喘息を静め、情緒安定効果のある事が知られています。
また、強烈な防虫、抗菌効果を併せ持っています。

住宅の話題でよく取り上げられるのが、木材の天敵、「白あり」です。
そのことで「木造住宅は耐久性に劣る」といったイメージをお持ちの方もいることでしょう。しかし、ほんとにそうでしょうか?
「白アリ」繁殖するにはいくつかの要因はあり、強靭に設計された木造建築も「白アリ」に構造体を食いあらされ、短くしてその生涯を閉じる事となった建物はいくつも有ります。その反面、千年以上に渡り強固なまま存在している建築も多数あります。そんな歴史のある建物の土台によく用いられたのが「青森ヒバ」です。

青森ヒバは、その「白アリ」に対し驚異的な効果を示します。
「白アリ」を製材後間もない青森ヒバに近づけると、48時間後には急速に死に始め、120時間後には100%が死滅してしまいます。

さらに、驚異的なのが製材後60年経過した古いヒバ材の場合でも240時間で完全に「白アリ」は死滅するという。ヒバのこうした類稀な性質から、昔から文化財の建造には欠かせない材料とされてきました。
ヒバを用いれば、「白アリ」は死滅し、それ以前に害虫を寄せ付けない建物になるのだ。近年の住宅では化学薬品で防虫処理するケースが多いく、シックハウスを引き起こす大きな原因の一つと見られています。
この「青森ヒバ」から抽出したヒバ油を用いれば同等以上の防虫効果が、完全に自然素材を用いた防虫処理で実現するこでしょう。

 津軽地方には「総ヒバの家は蚊帳要らず」といういい伝えがあります。
つまり、蚊でさえもヒバの芳香があれば寄り付かないということです。
賢明な先人たちは、建築物の設計において、科学万能な現代の私たちが気づくよりも千年以上前に、この自然の脅威を使いこなしていた事実には驚かされます。


アレルギーの原因
ワースト10
1 ダニ
2 ハウスダスト
3 ユスリカ
4 猫毛
5
6
7.8 卵黄、卵白
9 ソバガラ
10 カモガラ


 アトピー性皮膚炎と木材

アトピー性皮膚炎」に有効な成分として、青森ヒバに含まれる「ヒノキチオール」注目されている。厚生省の報告によれば、アトピーや何らかのアレルギー症に悩む人は、34.9%、約3人に1人に昇ります。
アトピーやアレルギーは体内で正常に機能するはずの免疫システムが、何らかの原因で正常に機能しなくなり、右表のようなアレルゲンに過剰反応を示し皮膚疾患としてあらわれます。
このように、上位のほとんどが、住環境に起因するものです。
そして、高度成長期に確立された、現在の住宅の方式では残念ながら、これらのアレルゲンの発生を建築自体が逆に助長してしまう傾向にあります。
まず、第一位のダニは、湿気の多いところを好んで繁殖するという傾向があり、その湿気を家自体が作り出すような住宅が数多く存在しています。また、空気循環型床暖房や空調機械による過剰な空気の循環は、カビやハウスダストを家中に拡散させます。
しかし、家を一から立て直すという行為は大変なリスクが伴い、また、どんなに家を健全なものにしても、人間のフケや垢を餌にいくらかはダニは発生してしまいます。
そこで、「青森ヒバ」の登場となります。延期したように、青森ヒバの「ヒノキチオール」には、驚異的な防虫作用があり、その美しさと香りは建材として大変優れた性質をもった木です。
人間の工業化文明がもたらしたといえるアトピーに悩まれている方々は、是非一度、大自然の神秘に身を委ねてみてはいかがでしょうか。