匠のこだわり 日本の住まいに匠の心を取り戻したい


「き」なりの家には、木の専門家がいます。

 私たちは、自然に感動する住まいを丁寧な仕事で組み上げていきます。工期はかかりますが、満足いく住まいに仕上げます。

 住宅の構造は、「この方式なら大丈夫!」と言うものは無く、建物ごとの構造と平面のバランスが重要です。
 安全な設計をするのは当然のこと。しかし、それを実際に組み上げるのは大工さんです。
いいものを目指すほど、安心して使ってもらえるもらえるものを求めるほど、仕事に喜びを感じます。
 安心して住んで永くためにどうしたらよいのか

 「とにかく、永く喜んでいただく仕事ができなきゃ」と、一生懸命でした。
 


日本の伝統建築は大きな開口部が特色 

  「開口部を構造とする

 南面を大きく開口すると、その部分は構造的には弱くなってしまいます。
 陽の光を求めて止まない日本人にとって、開口部に強靭な構造をつくることは、大きな矛盾であり、建築の大きなテーマでした。
 左写真は、地元岡山で有名な、最古の学校建築「閑谷学校」。
 ここに見られるように、柱に何層にも横架材と柱を組合せ、構造を持たせています。
 これと同じ原理を利用したのが、コンセプトハウスの大開口。
 力強い構造美が、外部の景色を切り取ります。
  きなりの家の開口部の工夫 古建築の構造の工夫


小屋組み・木の架構の魅力
     
    「小屋組み(屋根の構造)を見せる

 大工さんが組み上げた木組みは、永く住み続ける工夫にあふれています。特に、屋根を支える「小屋組み」は様々に種類があります。その小屋組みを、外側に断熱層を組む(外張り断熱)により、室内に露出させれば、その木組みそのものが空間のデザインとなり、味わい深い陰影を楽しむことができます。
 勿論、大工さんたちの手間は何倍もかかります。でも、それによって、こんなにも「木の建築」であることを強く感じられる住まいになるのです。


桧の産地、岡山に建つ木の家だから

 
「柱を見せる、表現する」

 木の柱が内側に露出している状態を「真壁」といいます。
 近頃、真壁の家(外壁の柱が見える家)はすくなくなってませんか?確かに、小屋組み同様柱を隠してしますほうが大工さんの仕事も速く簡単にできます。
 しかし、お施主様はおっしゃいます「せっかく木の家に住むんだから、少しでも木の質感を感じたい」と。
 
 そのご要望にお答えするには、まず、設計段階で構造を美しく見せるべくデザインします。柱は構造材ですから、当然何か事故があれば簡単には取替えがききません。現場の大工さんは、柱を傷つけないように、手間ひまかけて柱の周りに壁や窓を組み上げていくのです。
当然、作る側の気持ちも乗り移ります。
 特にその柱に良く使われるのが、「桧」。岡山は、その有名な産地です。せっかく地元に家を建てるなら、日常のなかで木の肌が五感に感じられる家に住みたいものです。


  実は地震に効果有り!大量の梁を使うきなりの木組み(床組み)

 
「地震には水平耐力を!」

 左写真のように、天井梁が無数に並ぶデザインをよくさせてもらっています。 これはデザインだけではなく、立派な耐震設計。
 「壁のスジカイ」、「○○壁パネル工法」など、壁の補強はよくっもてはやされていますが、天井(二階の床)組みで地震に耐力すると言うことはイメージしにくいのではでいでしょうか?
 たとえば紙箱のふたを開けたときは、少しの力で変形するのに、ふたを閉じればしっかりと形を保ちます。
 住宅の構造を考えるときも同じこと。
 壁を固めたうえで、各壁の上端をしっかりとした「ふた」で固定してあげることで、より横の加重(地震力)に強い構造になります。
 
 このたくさんの梁は、通常の倍以上の数量を密に配置。一塊の大きな木の「ふた」になることによって、建物を頑強に固めてくれます。
水平を固める意味の「水平耐力」と言う言葉、地震対策を考えるときには頼もしい響きです。