TOPブログ未分類村瀬孝生さんの講演会を通じて
福岡にある 「宅老所よりあい」の代表である村瀬孝生さんの講演を聴く機会がありました。
穏やかな語り口で、認知症や看取り、介護の体験談をユーモアを交えながらのお話は
単に介護だけでなく、今日本が抱えている高齢化社会問題の核心を突くような内容でありました。
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より皆様に知って頂ければと思い、講演内容を聴いて心にすっと溶け込んだ一節を書き記します。

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「老いとはなにか?」
人は変容していくことが当たり前のことで、変容の最終形が老いです。
身体的な機能が衰え、それと同時に時間と空間もズレていくのです。
お年寄りの方が、自分にとっての事実とは、今考えたことや思ったことが事実であり、
客観的に事実とは異なったことを話しても、当の本人にとってはかけがえもない事実です。
時間や空間のズレを病気だと捉えず、
大事なことは、周りの方がどのように受け入れるかどうか。。。
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人は、生まれて赤ちゃんから子供、大人になり、そして老いて死んでいきます。
生まれたばかりの赤ちゃんは概念を超えた世界に存在し、
人として成長し概念に基づく世界を中心に生きています。
そして、老いると再び概念を超えた世界を歩むことになるのです。。。
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村瀬孝生(むらせ・たかお)
1964年生。宅老所よりあい代表者を務める。
1996年「第2宅老所よりあい」所長務める。
全国各地で講演活動のほか、著書多数有。
※宅老所よりあい:高齢者が住み慣れた自宅や地域で暮らし続けるためのケアを実践する。
小規模多機能型の草分け。
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亀谷