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陰影を愉しむ。

”美は物体にあるのではなく、物体と物体との作り出す陰翳(いんえい)のあや、明暗にある”

                                  『陰翳礼讃』谷崎潤一郎

 

陰影とは

 1.光の当たらない、暗い部分。かげ。

 2.物事の色・音・調子や感情などに含みや趣があること。ニュアンス。 と辞書にあります。

 

最近になってきちんと覚えた言葉ですが、とても素敵な言葉だと思います。『陰翳礼讃』(いんえいらいさん)を読み進めていくと、陰影は日本の建築美や日本人の美意識を日本人が再確認したり、海外の方が理解する上でとても大切な物だと分かります。

庭から障子を通して入る柔らかい光や、唐紙や和紙の肌は、柔らかい初雪の面のように、ふっくらと光線を中へ吸い取ると表現されています。

また、漆器や金屏風、能楽、などについても、薄暗さの中でこそ趣があって、その良さが分かるのだそうです。

 

もちろん現代の生活様式にすべて当てはめて考えることは出来ないと思いますが、日本人として少しだけでも、そういう陰の部分、間や余白を愉しむ感覚を受け継いでいけたら良いなと思いました。

 

 

とはいえ、陰影は身近に愉しめるものです。

いくつか事例をご紹介します。

 

日本の住宅の照明は”一室一灯”が多いそうです。シーリングライトなどで部屋全体を明るく照らすライティングです。

”多灯分散”にすれば明るい部分と暗い部分でメリハリ(陰影)が出来て、光源が低いほどリラックス効果があるそうです。ペンダントやフロアライト、間接照明などを使用するライティングです。

また最近は、ポータブルランプもお勧めです。色々なシーンに合わせて照明器具その物を持ち運べる良さがあります。

・アンビエンテックの”ボトルド”や”ターン”

https://ambientec.co.jp/

・ルイスポールセンの”パンテラポータブル”

https://www.louispoulsen.com/ja-jp/private

 

 

上の写真はきなりの家のオーナー様宅の組子細工です。

裏地にはウエディングベールをあしらっています。

夜になるとさらに素敵な陰影を醸し出すそうです。

・真庭の佐田健美さん

https://sadakenbi.com/

 

きなりの家でもお馴染みのハニカム断熱ラインド

 

きなりの家でもお馴染みのハニカムブラインドの程よい採光。

 

 

午後の薄日が差し込む窓辺の一枚。

 

 

しっくいとキャンドルライトの暖かな雰囲気。

 

 

夕暮れのソラモヨウ。

 

大変な今ですが、少しでも心にゆとりを持って、明るい未来が訪れますように。

アフター小野でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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