自然とモダンに暮らす家。「き」なりの家

パノラミックに広がる景色と住まいの一体感
巧みな空間構成もVR技術で事前に納得

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夏の緑に包まれる家

設計:田中賢二・阿部亮介/施工:金光桂佑/大工:徳永幸男

出会いは、1枚の写真に魅せられて

「和室に自然石を大胆に使っておられた写真が目に留まりました」。
せっかく注文住宅を建てるなら、普通の家ではなく、少し変わった家にしたいと思っていたKさん。ある時、住宅雑誌で見つけた一枚の写真に魅せられたという。それが、和室の壁に大きな自然石をダイナミックに用いた、きなりの家のコンセプトハウスの写真だった。
もとより自然素材の質感や和のテイストを感じられる住まいを希望されていたこともあり、きなりの家の施工事例はどれも好印象。家づくりに対しこだわりの強かったKさんだったが、この会社ならそれにしっかりと応えてくれ、理想の家を建ててくれるだろうと誌面の写真を見て直感されたそうだ。 
なかなか理想の会社に出会えなかった経緯もあり、善は急げとばかりに、早速コンセプトハウスを訪問されたKさん。「玄関に入ったところからすべて良かったですね」と、実物にはさらに心を掴まれたようだ。土地の起伏を活かしたスキップ構造の豊かな空間構成や、そのこだわりぶりに大いに感心しながら、その場で打合せを始められたそう。

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シンプルな形態でありながら、一見住宅に見えないデザイン

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土地と環境を読み解き導き出された開放感

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プライバシーを確保しながらも周囲の景色を見渡す2Fリビング

「第一の希望は、開放的な住まいにしたいというものでした」。完成したK邸は、その言葉通り、伸びやかな室内空間と素晴らしい眺望が一体となった住まいに。2階リビングの両サイドには床面から立ち上がる大開口が並び、周囲の山々や田園がパノラミックに広がる。リビングに居ながらにして、初夏の緑に包まれる気持ちよさを存分に堪能しながら、「予想以上の開放感、いいですね」と笑みが絶えないKさん。
「実は、2階リビングは特に希望していたものではなかった」そうで、現地調査をした設計士からの提案だったという。K邸の土地はいわゆる旗竿地で、幅の狭い進入路を入った奥に敷地が広がる形状。車を転回させるスペースが必要なため、1階に居住スペースをつくると思うような開放感が得にくいとの判断だったようだ。そこでリビングを2階に持っていき、十分な広がりをもった空間を実現、あわせて遠くの山々を見渡せる眺望も住まいにデザインされた。
「山がこんなに綺麗に見える土地だなんて、まったく気づいていませんでしたよ」と、土地の見立てとそれを元にしたプランニングに感心されるKさんだった。

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石の質感も空間の魅力の一つ

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キッチン背面は機能的に美しく

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旗竿地の地形を活かす設計に

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機能的にデザインされた洗面台

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要望を叶える設計力。想像を超える提案力

「たくさんの要望を叶えてもらいました。そして、それ以上にたくさんの提案をしてもらえました」。家づくりを振り返りながら、きなりの家の魅力についてそう語るKさん。広々とした玄関という希望は、格子戸を用いた和室との連続性や、内外を感じさせない庭との一体感でより広がりを感じさせる空間に高められた。また、壁や収納の上部をあえて抜けのある構造にすることで、室内にも視線の抜けを設計。「私たちでは考えつかない提案はさすがですね」と要望以上の仕事ぶりに大満足のご様子だった。
また、カフェができたと誤解されたり、住まいの改築の参考にしたいと突然訪ねてくる人もいたり、どこで建てたのかと来訪者によく聞かれるなど、当初の望み通り個性的な住まいに仕上がったK邸。だが、奇をてらったものやデザイン優先だけの家ではない。Kさんによると、「収納の配置や洗面の使い勝手など、日常の暮らしやすさにもとても配慮されている」ことに住んでみて気づいたという。開放感を演出する南面の大きな窓も、軒の出が1mもあるため、夏の陽射しは室内に入ってこない。窓外の斜めの柱は、ルーバーとしての目隠し機能も有するなど、意匠と機能が見事にマッチしたデザインはきなりの家の美点のひとつだ。

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南北に抜けた視界が様々なシーンで周囲の背景を近く感じさせる

 
 

図面では分かりづらい立体も「VR」で確認

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庭の緑の空間が呼応する開放感が魅力の玄関と和室

「ほぼイメージ通りでしたよ」。ダイナミックかつ繊細なプランニングを特徴とするきなりの家。平面図やパースはあれど、完成するまでなかなか想像がつかない部分があったのではとKさんに伺うと、意外にもほぼイメージは掴めていたそう。よくよくお話を聞くと、打合せの段階からVRを使ったシミュレーションで新居を仮想体験されていたのだという。
「窓や天井の造形はもちろん、色や意匠といった細部も分かりやすかったですね。こだわっていた玄関も、入ったときの印象などがよく掴めました」と、その有用性を語っておられた。実際、建築途中の現場でイメージと異なった仕上りを見て、変更を依頼するケースは注文住宅の建築ではわりによく聞く話。思わぬ追加費用がかかる場合もあるし、タイミングや内容によっては不可能な場合もある。こうした新しい技術への素早い取り組みは、施主にとって大きなメリットであり、そのまま建築会社の信頼へと変わっているようだ。

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浮遊感が特徴の玄関収納

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アプローチを飾る、石と緑の庭

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軒の深さが魅力の玄関周辺

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石と格子がモダンな印象の和室

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 
 

 

 

 

 
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