よくあるご質問
Q&A
お客様から寄せられる疑問・
ご質問をまとめてみました
共通する「標準」設備はありますか?
当社では、様々な素材や設備を検討し使用してきた蓄積の中で、コストと品質のバランスが良いものを厳選して採用しています。その関係上、同じものをいくつかの建物で使用していく傾向にはありますが、決して定形ではなく、ご希望により柔軟に対応させていただいております。
断熱方式や基礎の構造に関しても、責任を持ってお勧めしている性能や機能はございます。それらについてもじっくりお打ち合わせさせて頂き、コストと要求性能をご理解頂いた上で、可能な限り盛り込めるよう設計させて頂いております。
シロアリの心配はありませんか?
蓄熱コンクリートと土台の間には、「気密パッキン」というゴム状の部材を挟み込み、外気の進入を遮断する構造になっていて、白蟻等の進入を防ぎます。また、白蟻は多湿の環境を好みますが、床そのものの熱環境が室内環境とほぼ 同じ状態となるため、結露の発生を抑えられます。白蟻対策に関しては、通常の布基礎よりも安全な構造と考えております。
家に帰ったらあったかい、を太陽光発電で実現できる?
太陽光発電での床暖房には、問題点がいくつかあります。
1.時間差の問題
太陽光での発電が行われるのは、AM7時ごろからPM6時ごろまで。一方で、床暖房を稼動したい時間帯は、夕方から夜、および明朝から出勤時間になります。住宅の場合は大きな蓄電設備を設けることは難しいため、この時間差により、結局は送電による電力をかなり消費することになります。
電力会社の触れ込みでは、「安い夜間電力料金」「導入による電力料金の優遇」とうたわれていますが、消費の多い時間帯にどれほど有利かには、疑問が残ります。
2.電熱線による発熱効率
電熱線による発熱は熱容量が少なく、温度の上昇が速度が速いため、木造住宅の駆体への負荷が大きい上に、蓄熱体に蓄熱させるエネルギー制御が難しいのです。
これら2点の問題から、せっかく太陽光発電を導入しても、主に売電(微々たる物ですが)に使われることが多いのが現状です。
3.コストの問題
発電パネルを入れると、200~300万円という金額がかかります。これは、住宅計画の中でもかなり負担が大きな設備投資といえます。一方、他の熱源と蓄熱構造を採用すれば、1/4程度のコストで、より消費エネルギーの少ない快適な暖房が手に入ります。そう考えると、太陽光発電は費用対効果が低い、と言わざるを得ないでしょう。発電パネルは、お昼に照明や電気機器を稼動できるという点では大変有意義ですが、年間のランニングコストを補っておつりが来るまでには、かなりの年数がかかると試算されています。
4.発電能力、環境負荷の問題
現在の発電パネルは、太陽光エネルギーに対する発電量はまだまだ低く、今後の技術革新によりシステム自体が陳腐化する可能性を多分にはらんでいます。
また、発電所で発電 → 送電 → 発熱、という流れは、そのぞれの段階でエネルギーの変換ロスもあり、他のエネルギーに比べて環境負荷が高いという問題もあります。
これらの問題から、当社で太陽光パネルを採用する際には、太陽光発電パネルではなく、太陽熱エネルギーをそのまま「熱」として使用する集熱パネルをお勧めしております。
これならば、時間差の問題も解決できます。豊富な熱量を、建築基礎などの蓄熱体に蓄熱しておけます。床暖房としては他の熱源(窓から降り注ぐ日射の熱や、灯油、電気温水器)との併用も出来ます。
間取りなど、決まったプランは
ありますか?
固定のプラン等は特になく、それぞれの敷地にあわせて柔軟に対応させて頂いております。
それぞれに生活スタイルが異なり、建設地の地域環境も違います。その環境に合わせて、その地域の自然のエネルギーを最大限有効に使える設計を練ってゆきます。
お客様と打合せと、いろいろな要素を考慮に入れて、可変性のある、長く棲み継いでゆける長寿命化住宅を提案させて頂いています。