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AM:Bau-Frittz GmbH&Co.KG Baufritz 社-展示場、工場

エコバウ-4

年間160 棟をこなす、ドイツの住宅メーカー。ドイツ式に⾔えば、3.2万㎡の敷地を扱う会社だそうです。組⽴工場は250×1000 の断面(推定)の集成材を梁に⽤いた木造の大空間で、の横にサッシを生産する工場が併設されていました(撮影不可)。事務所には木制の螺旋階段。

工場で組⽴られるのは、内側の仕上げの下地から、外壁(荒材の板張り)、サッシまでが設置されたパネル構造。要は住宅のほぼ壁⼀面全て組み⽴てて、現地に輸送する発想。断熱材は加工過程で出たおがくずを壁内に充填しているそうです。

「だらないのか?」という問いには、90kg/m3 の密度だから大丈夫とのことでした(厚み350)。サッシの方は樹脂枠、木制枠にトリプルガラスの大開口(推定H2400)が印象的でした。

工場横に併設された展示場で目を奪われたのは、リビング南側に設置されたひき違いサッシ(枠アルミ)。推定W4500,H2200 を枠5mmの薄さで囲われたトリプルガラスが滑ります。

性能に加えてデザインも洗練された展示場は、バルコニーの天井ガラスも電動で持ち上がりました。

 

 

AM:Organic Farm,Obergrashof オーベルグラスホーフの有機農場。

1920 年代に作られた、市が所有し、⺠間が運営する農場。土が自身で再生することができる状態で栽培することが環境に優しいとのこと。

70〜80 頭の牛のエサのワラ、屎尿、落ち葉などからコンポストが作られ、それを肥料に植物が育ち、エサを食べて…という土の再生サイクル。虫が住み、鳥がやってきて、害虫を食べ、糞をして、どこかから種を運び…という循環社会が成り⽴っていました。

昼:Rudolf Steiner schole シュタイナースクール+シュタイナー幼稚園
エコバウ-3

多角形や変則的な動きのある建物です。できるだけ材料を隠さず、凹凸とカラーで表情を出しているそうです。

7 歳までに⾒たものや経験したことが人格に影響を与えるとされるシュタイナー教育。自然のモノの、どこか未完成なところが彼らの感性を高め、自由な発想で遊ぶことができるようになるそうです。

天井は、下手の天井は⼀つとして水平なものはなく、かつカラフル。ホールの塗装は、父兄のボランティアによって10 年がかかりで完成したもので、⼦どもたちのことを思い、話し合い、こんなニュアンスのあるカラーになったとのこと。写真ではうまく伝わりませんが、優しいグラデーションです。

さらに複雑な平面の幼稚園。

なんでも、真っすぐな廊下よりも、自然の野山を歩くように複雑な形になっているようです。それでも断熱は300mm厚、トリプルガラスなのがドイツらしさ。

日本にプラスティックの遊び道具。
ケガをしないように、汚れないように…。
それは教育に限らず、住宅建材にも。手離しの安⼼感と引き換えに、可能性もずいぶん失っているようにとのこと。

初日、ミュンヘン工科大学からエコツアーが始まりました。
エコバウ-1

校内はほんの⼀部しか⾒学できませんでしたが、分別ごみの箱さえも絵になるきれいな大学でした。

セミナーのテーマはカウフマン⽒の代理の方による、持続可能な建築について。環境に優しい地域オリジナルの素材を選び、成⻑過程でCO2 を貯蔵した木材を使い、大気中のCO2を建物内に閉じ込めるという考えで、木造建築に注目しているというもの。

ちなみにドイツの建物は100 年。新築は年間で総数の約1%が増えるにとどまり、残りの99%はストックされた住宅の改修工事です。建築物のLCA(ライフサイクルアセスメント)が最も重要な主題です。

提唱のパッシブハウスは年の消費エネルギーが、10kW/hを目指すもので、実践の既存住宅の改修では、40kw/hを半減させているとのこと。

PM:実践建築⾒学とミュンヘン散策

既存の建物を生かしながらエネルギー改修された木造集合住宅で、U 値は1.8 から0.12W/㎡ K にダウン、暖房コストは92%もダウンしたそうです。外壁は、⽑⽻⽴った板張りに風⾬による変⾊を考慮し、劣化した板⾊を最初から塗装して⻑く持たせようというもの。

バルコニーの緑のグラデーションがドイツらしい雰囲気。真中に⽴つのは、全熱交換換気の廃棄⽤煙突です。熱エネルギー消費は、70%が給湯(パネルにより集熱)、30%が暖房ですが、地域暖房というごみ焼却の排熱の配給で賄うとのこと。初日、ミュンヘン工科大学からエコツアーが始まりました。校内はほんの⼀部しか⾒学できませんでしたが、分別ごみの箱さえも絵になるきれいな大学でした。

セミナーのテーマはカウフマン⽒の代理の方による、持続可能な建築について。環境に優しい地域オリジナルの素材を選び、成⻑過程でCO2 を貯蔵した木材を使い、大気中のCO2を建物内に閉じ込めるという考えで、木造建築に注目しているというもの。

ちなみにドイツの建物は100 年。新築は年間で総数の約1%が増えるにとどまり、残りの99%はストックされた住宅の改修工事です。建築物のLCA(ライフサイクルアセスメント)が最も重要な主題です。

提唱のパッシブハウスは年の消費エネルギーが、10kW/hを目指すもので、実践の既存住宅の改修では、40kw/hを半減させているとのこと。

その後、市街の散策。

第二次世界大戦で空爆により破壊された旧絵画館アルテ・ピナコテークは、戦後の資⾦が不⾜する中で、⽡礫を集めてオリジナルに忠実に再建されたため、周辺と⾊が異なり、デザイン的にも簡素になって新旧の差が歴然としています。⾒苦しいので補修しようという声と、その当時にできたベストな結論だったのだからそのまま残そうという声が対⽴する建物です。

エコバウ-2

その他、ケーニヒスプラッツ周辺には、たくさんの美術館がありました。

しかし月曜日。休館日!!うらめしい段取りです…。

何はともあれ、夕方、講義のあとはミュンヘンの街へ。
新市庁舎のボリューム感に圧倒され、初日終了

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