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  今シーズンは、エルニーニョ現象の影響とかで暖冬になると、秋ごろから言われていました。

確かに平均気温が高めで、11月中は暖かく、我が家の薪ストーブも12月になるころまで火を入れることがありませんでした。IMG_0539

「き」なりの家のコンセプトハウスがある岡山市で、朝の最低気温が5℃を下回ったのは11月27日が初。そのくらいになるとストーブを焚きたくなります。

暖冬だからずっと暖かめなのかというと、そうでもなく、12月の中頃には、朝の最低気温が3℃以下から0℃にまで冷え込む日が続いたり、寒暖の差がとても大きくなって、外出時の服装選びにも戸惑います。

せめて家の中にいるときには、心地よく暖かく過ごしたいものです。

 

このごろ、特に実感するのは、家の断熱の良しあしと部屋の快適さの関係です。IMG_2701

 

以前暮らしていたアパートは、新築で入居し、ごく一般的な住まいでしたが、屋外の寒暖の差が10℃あれば、屋内もそれに近い温度変化がありました。

暖房をつけてもなかなか温まらず、夜、寝るときに暖房をきっておいたら、朝には凍えるほど寒く、起きたら急いでストーブをつけて、しばらくその前で温まろうとしたものです。

 今の住まいは、断熱性能が良いので、ずいぶん違います。

夜寝るときに、ストーブで室温が23℃くらい→ 寝ている間にストーブが消え、室温が徐々に下がっていき→ 朝の一番寒い時間帯に(外気が例えば5℃以下にさがっても)室内は18℃~20℃ほどあります。輻射熱で床や壁も温まっているせいか、寒いというほどではありません。

なので、朝起きた時、ストーブをつけるかどうか迷ってしまいます。

薪ストーブを使うようになってからは、エネルギーの消費量をよりリアルに感じるようになりました。部屋を暖めるために自分で実際に薪をくべるからです。IMG_2898

あまりむやみに薪をくべていると、庭に積んである薪が目に見えて減っていき、春が来るまで持つだろうかと不安になるので、どうしても無駄遣いせずに、あったまった部屋の温度を保つことを意識します。

 

やっぱり、断熱は大事ですね。

 
年末もあたたかいといわれつつも、今朝はずいぶんと冷え込みました。
 ストーブに上手に薪をくべて、炎を眺めつつ、新しい年を迎えたいと思います。

                           杉本

  きなりの家で家を建てる時、社外の検査が計4回あります。IMG_1185[1]

  まずは、基礎の配筋検査です。これは瑕疵保険をお願いしている会社(JIO)が 保険の引き受けが可能かどうかを検査するために基礎の鉄筋の太さや間隔等を検査します。

 次に躯体検査です。柱の位置や筋交いの取り付状況を検査します。

 躯体検査が終わると防水検査があります。
保険の対象となるのは住宅品質確保法に定められた、構造耐力上主要な部分および雨水の浸入を防止する部分です。
具体的には、柱や基 礎等、不具合があると住宅の強度が低下してしまう部分や、屋根や外壁等きちんと防水処理をしていないと雨水が侵入してしまう部分です。

 

最後に完了検査です。この検査は建築住宅センターの検査員が検査します。建築住宅センターには住宅を建てる前に建築基準法に合致する建物かどうかをしっかりチェックしてもらう為に確認

 申請という申請をします。それに合格すると家を建てることができるのですが、家が完成 した後、申請の通りに施工してあるかどうかを検査するために最終的に建築住宅センターが検査します。

 もちろん検査員はすべて建築士の資格を持っています。

 ほとんどの方が初めての住宅購入で、不安な部分が多いとは思いますが、多くの検査員の検査に合格してからお客様に引渡しということになります。

 もし保険のことなど疑問に思うことなどあればお気軽にきなりの家までご連絡下さい。

12月7日 瀬戸内市にて棟上げをいたしました。

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前日はかなり冷え込みましたが、この日はお天気、気温ともに上棟に最適な天候に恵まれました。
お施主様には朝8時前に現場にお越しいただき、棟梁と一緒に建物の四周を
塩・米・酒で清めます。
建物を清めた後はお客様、大工さん、レッカーさん、弊社担当者全員で作業の安全を祈願して乾杯いたしました。

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8時から本格的に作業が始まり、順調に家の骨組みが出来上がっていきます。
作業中に西のほうからいくつか熱気球が上がっているのが見え、そのうちの一つが現場の上空を通過していきました。
瀬戸内市では2009年までバルーンフェスティバルという熱気球のお祭りが開催されており、今でも週末になると、このように熱気球が飛ぶそうです。
お施主様はこのあたりのご出身の方で、見慣れた風景だといっておられましたが、とても美しい風景でした。

 

こちらのお家は熱気球が飛んでいた方向に大きなFIX窓がはいります。
完成すれば青空に熱気球が浮かぶ姿が写真のように見えるようになります。
家の中からそのような風景が見えるのはとてもすてきなことですね。

夕方5時無事棟が上がり、上棟式です。
上棟式は大黒柱に棟札を付け塩、米、酒を奉り、これからの工事の安全や、住まわれるご家族の健康などを祈願いたしました。
上棟が終わり、これまで図面でお話ししていた部屋の広さや窓の位置、そこから見える風景など、実際の建物でご説明させていただきました。
これまで打合せした計画初期のお話から、キッチンの使い勝手の細かいお話などを思い出しながらのご説明となりました。
これから大工さんの工事が始まり、どんどんお家が形になっていきます。

ご入居後のご家族の楽しい生活を考えながら、完成、お引渡しに向けてまだまだお打合せが続きます。
楽しい家づくりは楽しいお打合せから。
私たちスタッフもお家の完成を楽しみにしております。

高橋

憧れのトルコ訪問

NCM_0061建築関係の仕事を始めたころから、さまざまな文化圏の建築、特に住宅に興味が湧き、海外に旅行や研修に行ったときには、できるだけ実際に現地の人が暮らしている住居を勤めて訪問できるようにしています。
そんな中で、特に訪れたかったのが「トルコ共和国」です。日本ではあまりメジャーな渡航先ではないかもしれませんが、シルクロードの中継点として古代から文化、宗教が入り乱れ、建築的にも最も興味深い国のひとつです。
親日国として知られているトルコですが、現在の社会情勢から、なかなか日本人にとって、訪れにくい場所になっています。そのトルコが親日国になるに至ったエピソードを描いた映画も公開されるこのタイミングに、日本では珍しい現地の住宅を訪れたことついて書きたいと思います。

目的の地 「カッパドキア」

imageb3トルコの重要な遺跡やモスクなど、滞在中には観光してはいたのですが、渡航中に最も楽しみにしていたのが「カッパドキア」です。そこは、凝灰岩や溶岩層が自然の侵食により、起伏に飛んだ形の奇石郡が観光地として世界的に有名であり、古代からその掘削のしやすさから、その内部に岩窟境界や住居がその岩肌をこりこむことで「建築」され、住居や教会としても利用されてきました。
そこでは建築は「建てる」ものではなく、「掘り出す」感覚なのです。最も興味を引かれたのはその点でした。

居住中の岩窟住居に訪問

imageb2カッパドキアはかなり観光地化しており、旅行者にとって便利で魅力的なところです。岩窟ホテルや、古代の協会の遺跡がいたるところにあります。そして、現在居住中の住宅も数多く点在してします。岩窟ホテルは、あまりにも内装や設備が近代的に整い過ぎており、「洞窟の隠れ家」的な趣を求めていた自分としては少し物足りなさが残りましたが、今回、実際にお住まいの岩窟住居のひとつを訪問することができました。トルコ政府の許可を得れば、空きがあれば、誰でも住むことが可能なそうです。中部を勝手に改築や掘削をやってはいけないようですが、入り口も広く、電気や暖房も完備されており、設備の整った賃貸住居になっています。さすがにトイレ、水道は室内にはなく、外部に扉を別にして設置してありました。

快適で文化的な住居

imageb1内部は岩肌をノミ状のもので掘削した後、トルコの有名な工芸品である絨毯を敷き詰めただけの空間ですが、絶妙に窓も設置されているため、明るく清潔な印象です。訪れたのは、1月の真冬のシーズンですが、暖房のおかげもあって十分快適に過ごすことができます。当然エアコンは有りませんが、夏は特に快適に過ごせる住居だそうです。確かに部屋数もあまりなく、天井の高さも2m~2.4mほどで、大きな空間は望めませんが、家族が一つの空間に寄り添うシンプルな暮らしが、古代から営々と続いていました。まさにそこは「洞窟の隠れ家」的な趣で、床、壁、天井がすべて一つの質感で構成された空間は、まさに「落ち着き」に満ちた場所になっていました。その雰囲気を我々のつくる住宅に活かせないか日々思案中です。

カッパドキアの電気工事

imageb4憧れの住宅を見学できて、悦に入っていましたが、「どうやって洞窟に電気を引いているか」ということを現地の人に聞いてみました。聞くまでは気づかなかったのですが、壁を凝視して見ると掘削時の彫り痕にあわせて造形されたモルタルで配線を見事に隠蔽してありました。この処理もトルコ政府に指示されたものらしく、その技術の素晴らしさ、歴史遺産を使用しながらも守りぬこうとする国の姿勢に感銘を受けました。

住宅以外の世界的に有名な建築、遺跡などの数多くの世界遺産もトルコには点在しており、それら全て一見の価値のあるものです。それらの体験記はまた別の機会に。

営業・設計担当 田中賢二

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