2024.1.13
我慢を乗り越えた先の晴れ舞台
先日成人式を迎えたばかりでテンションやや高めではありますが、少し暗い話から始まります。
ちょうど4年前、私が高校1年の終わりからコロナ禍がスタート。
部活や行事にとどまらず休校となり学校にすら行けない、友達にも会えない。
先輩たちが楽しそうに過ごしている姿を1年見てきて私達も来年再来年には、と思っていた矢先の出来事に言葉を失いました。
コロナ禍での生活は何をするにも我慢ばかりで、就職希望だった私にとっての最後の学生生活はその後思い描いていた通りに進むことはありませんでした。
コロナが途絶えることなく卒業を迎え、次に集まる機会はおそらく同窓会や成人式。でも成人式はできるのだろうか。そんな話をした事もありました。
ですが実行委員の同級生が準備を進めてくれていて、制限なく成人式を開催できると知った時はとても安心しました。
そして迎えた成人式。
マスクの着用、手指消毒、密を避ける。
こんな言葉を見ずに、聞かずに、行事に参加できたのが久しぶりで今までの生活が戻ってきたなと実感しました。
しばらく会っていない中学の同級生に会うことに少し緊張していましたが会ってみると思わず顔が綻びました。
最近の写真はマスクで覆われている顔ばかりだったのにマスク無しでありのままの表情を見ることができ、その写真に映る自分はあまりにも幸せそうで、写真を見る度に心が和みます。
友達だけではなくお世話になった先生方にもお会いすることができました。
もう9年も前なのに名前だけでなく当時の様子や習い事まで覚えている小学校の先生。
夢が決まった時から応援してくれていて、取得したいと言い続けていた資格に合格したことを報告すると涙目になりながら喜んでくれた中学校の先生方。
たくさんの生徒達を送り出しているはずなのに今でも覚えてもらえていることが嬉しくて、素敵な先生方に出会えたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
やっと我慢することなく迎えた晴れ舞台は他に変えることのできない最高の思い出になりました。
目には見えなくても大切な人達と過ごしたあのあたたかい時間がこれからも私の励みになるのだと思います。
あの時もらった力を胸に、
そしてまた会える時を楽しみに、
業務により一層励もうと思います。
設計部 平松